電子契約サービスには、同じプランでも年間契約と単月契約で月額が違うものがあります。年間契約のほうが月額は安くなりますが、途中でやめても12ヶ月分の支払いが発生します。短期間しか使わない場合にどちらが安いかは、計算しないと決まりません。
契約の縛りがある製品とない製品
掲載3製品の契約期間の条件です。
| 製品 | 最低契約期間 | 公式サイトの記載 |
|---|---|---|
| クラウドサイン | 12ヶ月 | 契約期間は当初1年間、その後1年単位の自動更新 |
| 電子印鑑GMOサイン | 年間契約は12ヶ月 | 年間契約と単月契約で月額が異なる |
| WAN-Sign | 記載なし | 月額費用は0円 |
出典は各社の公式料金ページです。
- クラウドサイン https://www.cloudsign.jp/price
- 電子印鑑GMOサイン https://www.gmosign.com/price/
- WAN-Sign https://wan-sign.wanbishi.co.jp/price
電子印鑑GMOサインは製品として縛りがあるのではなく、選んだプランによって変わります。当サイトの計算はプラン単位で契約期間を持たせているため、年間契約と単月契約を別々に扱っています。
1ヶ月だけ使う場合
月10件の送信を1ヶ月だけ行い、そこでやめた場合に支払う金額です。
| 製品・プラン | 支払う金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 電子印鑑GMOサイン 単月契約 | 10,500円 | 1ヶ月分の月額と送信10件 |
| 電子印鑑GMOサイン 年間契約 | 117,600円 | 12ヶ月分の支払い義務が発生 |
| クラウドサイン | 158,400円 | 12ヶ月分の支払い義務が発生 |
1ヶ月で終える前提なら、単月契約と年間契約の差は107,100円になります。月額の安さだけを見て年間契約を選ぶと、使わない11ヶ月分も支払うことになります。
12ヶ月使う場合に逆転する
同じ月10件で、12ヶ月使った場合です。
| 製品・プラン | 12ヶ月の総額 |
|---|---|
| 電子印鑑GMOサイン 年間契約 | 117,600円 |
| 電子印鑑GMOサイン 単月契約 | 126,000円 |
12ヶ月時点で年間契約が8,400円安くなります。これは公式サイトが「単月契約より年間8,400円お得!」と記載している金額と一致します。
年間契約は12ヶ月分の支払いが確定しているため、11ヶ月以下では金額が変わりません。一方で単月契約は使った月数だけ増えていきます。両者が入れ替わるのは、ちょうど契約期間の区切りである12ヶ月です。
36ヶ月まで使う場合
| 製品・プラン | 36ヶ月の総額 |
|---|---|
| 電子印鑑GMOサイン 年間契約 | 352,800円 |
| 電子印鑑GMOサイン 単月契約 | 378,000円 |
差は25,200円に広がります。月額の差が毎月700円あり、それが36回積み上がるためです。
契約期間は保管料にも効く
WAN-Sign には最低契約期間の記載がありません。ただし契約期間が長いほど不利になる要素があります。送信した文書が累計で溜まり、電子データ管理料の段階を押し上げるためです。
月300件の場合、12ヶ月なら累計3,600件で総額は468,000円と算出できます。同じ月300件でも36ヶ月では累計10,800件となり、公式サイトに記載のある段階を超えます。当サイトはこの条件を対象外として扱い、推測で次の段階を補完することはしていません。
判断に使える形にまとめると
- 短期間で終える見込みがあるなら、月額の安い年間契約が総額で高くつく条件があります
- 年間契約と単月契約が入れ替わるのは12ヶ月時点です。11ヶ月以下では単月契約のほうが安く済みます
- 最低契約期間の記載がない製品でも、文書の保管料は契約期間が長いほど積み上がります
条件を変えた算出は電子契約サービスの料金比較で行えます。月額基本料が0円の製品が最安にならない理由は電子契約の「月額0円」は総額の安さを意味しないで説明しています。