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オカダシのツールラボ

メール配信システムの料金体系は2種類ある

登録アドレス数で決まる製品と月間配信通数で決まる製品があり、同じ利用規模でも総額の順位が入れ替わります。公式料金から算出した実例で示します。

メール配信システムを比較するとき、月額料金だけを横に並べても意味がありません。そもそも何に対して課金されるのかが製品ごとに違うためです。当サイトが公式料金ページから取得したデータでは、課金基準は大きく2種類に分かれました。

1. 登録アドレス数で決まるタイプ

配信先として登録しているメールアドレスの件数で月額が決まります。何通送っても月額は変わりません。

ブラストメールの公式FAQには次の記載があります。

メール配信通数による料金の変動はありません。

同じくCuenote FCの料金ページにも、宛先メールアドレス数で課金する旨と、配信回数による追加料金が発生しない旨が記載されています。

このタイプは、保有リストが小さく、そのリストに何度も配信する運用で総額が小さくなります。週次のメールマガジンや、キャンペーン期間中に繰り返し配信する使い方が該当します。

2. 月間配信通数で決まるタイプ

その月に送った通数で月額が決まります。登録しているアドレス件数は料金に影響しません。

アララ メッセージの料金ページでは、月間配信数の段階ごとに月額費用が定められ、上限を超えた分は1通あたりの単価で加算される構成になっています。

このタイプは、リストは大きいが配信頻度が低い運用で総額が小さくなります。年に数回の告知、休眠顧客への一斉案内などが該当します。

3. 件数にも通数にも段階がないタイプ

料金表に登録アドレス数の段階も配信通数の段階も存在せず、契約期間と支払方法だけで月額が決まる製品もあります。ワイメールの公開料金表がこの形です。

ご契約期間お支払方法1ヶ月当たり料金
毎月自動継続(当月払い)クレジットカード/口座振替4,980円
6ヵ月分前払い銀行振込5,460円
12ヵ月分前払い銀行振込5,250円

初期費用は10,000円と記載されています。

このタイプで注意したいのは、前払いにすると1ヶ月当たりの料金が上がる点です。多くのサービスは長期契約で単価が下がりますが、この料金表では毎月自動継続がもっとも安く設定されています。長期契約が常に安いという前提で選ぶと逆になります。

この製品は公式サイトに次の記載があります。

読者登録数・配信数無制限、メルマガ・ストーリー作成数無制限のメール配信システムです。

したがって当サイトでは登録アドレス数・配信通数の上限を設定せず、上限なしとして総額を算出しています。段階が存在しないのは、そもそも件数や通数で料金が変わらない設計だからです。

4. 両方に上限があるタイプ

登録アドレス数で段階が決まり、かつその段階ごとに月間配信数の上限も設定されているものがあります。める配くんの料金表がこの形です。

注意が必要なのは、上限を超えたときの挙動が「超過課金」ではない点です。公式サイトには次の記載があります。

月間配信数を超過すると、当月の配信ができなくなります。配信を継続される場合は、プランアップをお願いいたします。

つまり超過分に料金を払って送れるわけではなく、送れなくなります。当サイトの計算では、この条件に該当する場合は金額を出さず「対象外」として扱っています。上限を超えているのに最安として表示してしまうと、比較として誤りになるためです。

順位が入れ替わる実例

課金基準が違うということは、利用条件によって最安の製品が変わるということです。当サイトが算出した3年総額では、登録アドレス数が変わるだけで1位が入れ替わります。

条件1位2位
登録3,000件・月間30,000通ブラストメールオレンジメール
登録30,000件・月間30,000通アララ メッセージブラストメール

配信通数は同じ30,000通で、登録アドレス数だけが変わっています。

登録件数が小さいうちはアドレス数課金の製品が有利です。しかし登録件数が増えると、アドレス数課金の製品は段階が上がって月額が跳ね上がる一方、通数課金のアララ メッセージは配信通数が変わらないため月額が変わりません。結果として順位が逆転します。

逆に、登録件数を固定して配信通数を増やしていくと、今度は通数課金側に超過分が加算されて再び逆転します。この動きは比較ページのスライダで配信通数を動かすと、その場で確認できます。

実際の内訳は 登録3,000件の比較 と 登録30,000件の比較 で確認できます。

見積もる前に確認する2つの数字

以上から、料金を比較する前に自社の次の2つを把握しておく必要があります。

  1. 登録アドレス数 — 配信先として保有しているメールアドレスの件数
  2. 月間配信通数 — アドレス数 × 月あたりの配信回数

この2つが決まらないと、どのタイプが有利かは決まりません。逆に言えば、この2つさえ分かれば総額は計算できます。当サイトの比較ページではこの2つをスライダで入力すると、その場で順位と総額が算出されます。

出典

掲載製品の全プランを同じ形式で並べた表は料金一覧にあります。

いずれも2026年8月15日に取得した記載にもとづきます。料金は改定される場合があるため、契約前に各公式サイトでご確認ください。

自社の条件で総額を出す

登録アドレス数と月間配信通数を入れると、 メール配信システム5製品の3年総額と順位がその場で出ます。 初期費用・最低契約期間・従量課金をすべて含んだ金額です。

総額を計算する