本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

オカダシのツールラボ

メール配信システムの総額を自分で見積もる手順

自社の条件を4つの数字に落とし込めば、公式料金ページだけで総額を計算できます。実際の手順と、つまずきやすい箇所を説明します。

各社の料金ページを開いても、そのままでは比較できません。表示の単位も課金の基準も違うためです。ここでは、自社の条件を数字に落として総額を出すまでの手順を示します。

手順1: 登録アドレス数を数える

配信先として保有しているメールアドレスの件数です。重複を除いたユニーク数で数えます。

多くの製品はこの件数で段階が決まります。段階の境界をまたぐと月額が変わるため、現在の件数だけでなく、増える見込みも含めて確認しておく必要があります。境界のすぐ下にいる場合、1年後には上の段階に移っている可能性があります。

手順2: 月間配信通数を計算する

登録アドレス数 × 月あたりの配信回数です。

月間配信通数 = 登録アドレス数 × 月間の配信回数

たとえば登録5,000件に月4回配信するなら、月間20,000通です。セグメントを分けて一部にだけ送る場合は、実際に送る件数の合計で計算します。

この数字が必要なのは、通数で課金される製品が存在するためです。登録件数だけでは総額が出せません。

手順3: 利用期間を決める

何ヶ月使う想定かを決めます。当サイトでは3年(36ヶ月)を基準にしていますが、短期のキャンペーン利用であれば実際の想定期間で計算します。

ここで注意が必要なのが最低契約期間です。想定期間より最低契約期間が長い場合、支払いは最低契約期間の分だけ発生します。詳しくは最低契約期間が3年総額を動かす仕組みで説明しています。

手順4: 4つの費目を足す

以下をすべて足したものが総額です。

  1. 初期費用 — 契約時に一度だけかかる費用。契約期間によって変わる製品があります
  2. 月額 × 課金月数 — 課金月数は「想定期間」と「最低契約期間」の大きいほう
  3. 従量超過分 — 上限を超えた通数 × 単価 × 月数
  4. オプション — 独自ドメイン、IP分散など、必要なら加算

つまずきやすい箇所

上限超過の扱いが製品によって違う

超過した通数に単価をかけて加算するタイプと、そもそも送れなくなるタイプがあります。

める配くんの公式サイトには次の記載があります。

月間配信数を超過すると、当月の配信ができなくなります。配信を継続される場合は、プランアップをお願いいたします。

この場合、超過分の料金を計算して足すのは誤りです。その条件では使えないため、比較対象から外すのが正しい扱いになります。

税表記が揃っていない

料金ページの表示が税抜のことが多く、ブラストメールには「※価格は全て税抜きです」、める配くんには「表示価格はすべて税抜きです。」との記載があります。比較するときは税抜か税込かを揃えてください。当サイトの算出はすべて税抜で統一しています。

「〜」表記の製品は総額を出せない

「月額4,000円〜」のように下限だけが公開されている製品は、そのままでは総額を計算できません。下限で計算すると実際より安く出てしまいます。当サイトでは、段階が公開されていない製品は掲載対象から外しています。

実際に計算してみる

手順を具体的な数字でなぞります。条件は「登録アドレス数3,000件・月4回配信・3年利用」とします。

まず手順2で月間配信通数を出します。3,000件 × 4回 = 12,000通 です。

次に各製品がどの段階に入るかを確認します。

ブラストメールの場合

3,000件はLightプラン(〜5,000件)に入ります。月額4,000円、初期費用10,000円です。契約期間の下限は3ヶ月なので、36ヶ月の試算では max(36, 3) = 36 となり36ヶ月で計算します。

10,000 + 4,000 × 36 = 154,000円

オレンジメールの場合

3,000件はプラン5000(〜5,000件)に入ります。プラン2000(〜2,000件)では足りません。月額4,980円、初期費用12,800円です。

12,800 + 4,980 × 36 = 192,080円

める配くんの場合

3,000件の段階は月額4,800円ですが、この段階の月間配信数の上限は18,000通です。今回の条件は12,000通なので上限内に収まります。初期費用は年間プランで0円です。最低契約期間は3ヶ月です。

0 + 4,800 × 36 = 172,800円

3社を並べる

製品初期費用月額3年総額
ブラストメール10,000円4,000円154,000円
める配くん0円4,800円172,800円
オレンジメール12,800円4,980円192,080円

初期費用が0円のめる配くんが最安にはなりません。 月額の差が36ヶ月分積み上がるため、初期費用10,000円のブラストメールが下回ります。初期費用の有無だけで判断すると誤る典型例です。

なお同じ3,000件でも、月の配信回数を増やして配信通数が18,000通を超えると、める配くんはこの段階では配信できなくなり、上の段階に移るか対象外になります。配信回数を変えるだけで結論が変わるため、手順2を省略できません。

計算を省略する方法

以上の手順を毎回踏むのは手間なので、当サイトでは比較ページに計算機を用意しています。手順1と手順2で出した2つの数字をスライダで入力すると、掲載製品すべての総額と順位がその場で表示されます。

内訳(初期費用・月額の合計・超過分・課金月数)も同時に表示されるため、どの費目が効いているかを確認できます。

出典

2026年8月15日に取得した記載にもとづきます。

自社の条件で総額を出す

登録アドレス数と月間配信通数を入れると、 メール配信システム5製品の3年総額と順位がその場で出ます。 初期費用・最低契約期間・従量課金をすべて含んだ金額です。

総額を計算する